TREATMENT GUIDE

矯正治療について

不正咬合は、歯の大きさと土台となる顎の骨の大きさの不調和から発生し、
歯並びの悪さは見た目だけの問題ではなく、噛むという機能面の問題が経年的に引き起こされます。
正常な歯列・咬合を確立することは、健康を維持することにも繋がります。
歯列矯正治療には、顎の成長や乳歯から永久歯への交換期に、顎の成長発育を利用して行う小児予防矯正、
成長が止まった永久歯列期に行う本格矯正などがあり、それぞれの治療法は根本的な考え方が違います。
小児期の矯正治療は、成長や自然治癒力を利用した簡便な治療を。
成長が終了した永久歯列期の矯正治療は、高い技術できめ細やかな治療を行います。
荻島歯科の歯列矯正治療はそのどちらも担いますが、小児期からの定期健診により、早期発見・早期治療に重きを置き、お子様やご家族の負担が少なくなる治療を心掛けております。

矯正治療の流れ

初診相談(30分~1時間)

荻島歯科の矯正治療のコンセプトや、治療の方法・料金などについてのご説明させていただきます。
十分な時間をおとりし、患者さまの気になるところやお悩みをしっかりとお聞きできるようにしています。

検査(40分)

歯型、写真(口腔内・顔面)、レントゲン(骨格・歯列)ならびに口腔内の検査を行います。
より正確な診断のために、必要に応じてCT撮影を行うこともあります。

診断(30分~1時間)

患者さまへ検査結果、ならびに作成した治療プランについて詳細にご説明させていただきます。
初診相談と同様、十分なお時間をお取りしています。
疑問点やわからないことがありましたら、ご遠慮なくお尋ねください。

症例検討会

担当医とスタッフがチームとなり、検査結果をもとに問題点や治療方法についてディスカッションを行います。
目標とする治療期間・治療費などの確認を行い、一人ひとりの患者さまに合った治療プランを作成します。

矯正治療

小児期と永久歯列期では矯正治療の方法や期間が異なります。(※)
装置に関しても様々であり、各症状ごとに合ったものを使っていきます。
歯を動かしていく矯正装置(ブラケット)は、追加料金なしで透明な目立ちにくい装置をお付けしています。
また、患者さまのご希望に応じ、透明で目立ちにくいマウスピース型の矯正装置や、表から見えない舌側矯正なども行っておりますのでお気軽にご相談ください。

保定→定期観察

矯正治療終了後、動かしたばかりの歯は元の位置へ戻ろうとしてしまうため、リテーナーという装置を使い、動かした歯を固定させることにより、矯正治療後の歯並びの後戻りを防ぎます。
保定期間は、各年齢・治療ステージにより様々です。
矯正治療後もしばらくは定期観察にお越しいただき、歯並びに問題が出てきていないか、虫歯や歯ぐきの病気は起きていないかなどの総合的なチェックをさせていただいております。

当院の特徴

定期的なフッ素塗布・ブラッシング指導を行い矯正治療中の虫歯を防ぎます。

一般歯科のドクターも常駐しているため、矯正治療中に虫歯を発見した場合も迅速に対応することができます。

当院では滅菌システムにこだわり、EN13060のクラスB規格の滅菌システムを採用し、清潔な環境で矯正治療を行っております。

当院では歯科用CTを当院では導入しております。
従来のレントゲンでは2次元(平面)でしか得られなかった情報が、
3次元(立体)で得ることができるようになり、
より正確で精密な診断を行う事が可能となりました。

荻島歯科では噛み合わせと姿勢の関係に着眼し、体操指導を行なっています。

お口の周りの筋肉の調和がとれていない患者さんにはMFT指導を行なっています。

※一般的な治療期間と通院回数

期間回数
Ⅰ期1〜1.5年12〜18回
Ⅱ期2〜2.5年24〜30回
成人2〜3年24〜36回

上記の治療期間や治療回数は一般的なものであり、治療の難易度や患者さんの歯の動きによって、治療開始前に予想していた治療期間や治療回数が異なることがあります。

一般的なリスクや副作用

※すべてのリスクや副作用が生じるわけではありません。

    • 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
    • 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
    • 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
    • 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
    • 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
    • ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
    • ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
    • 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
    • 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
    • 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
    • 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
    • 矯正装置を誤飲する可能性があります。
    • 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
    • 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
    • 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
    • あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
    • 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
    • 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。

(日本矯正歯科学会ホームページより抜粋)

ご予約・お問い合わせ

048-478-5145